核心概念
自動運転車プラトゥーンにおいて、先行車両の情報を複数利用するCACCプラスは、緊急ブレーキシナリオでの安全性を向上させる。
要約
本論文では、自動運転車プラトゥーンにおける緊急ブレーキシナリオの安全性を評価している。
- 先行車両の情報を1台のみ利用するCACCと、複数の先行車両の情報を利用するCACCプラスを比較している。
- 安全性指標として、衝突確率、予想衝突回数、衝突時の相対速度を用いている。
- モンテカルロシミュレーションを用いて、車両の最大減速度が確率分布に従うと仮定し、安全性指標を評価している。
- 停止時車間距離を変化させた場合の比較を行い、CACCプラスはより小さな停止時車間距離でも同等の安全性が得られることを示している。
統計
車両の最大減速度が4.75m/s^2から9.75m/s^2の範囲に確率分布に従って分布する。
停止時車間距離を2m、4m、6mと変化させた場合の比較を行っている。