本研究では、FACsPbI3ペロブスカイト太陽電池の高効率化と長期安定性の向上に取り組んでいる。従来のFACsPbI3ペロブスカイト太陽電池は、メチルアンモニウムクロライド(MACl)添加剤を必要としていたが、これにより揮発性の有機残渣が生成され、高温下での安定性が低下していた。
本研究では、in-situ GIWAXSおよびDFT計算を用いて、アセテート表面配位による中間相を利用した結晶化プロセスを開発した。これにより、MACl添加剤を使用せずに高品質なFACsPbI3膜を作製することができた。その結果、認証された安定化出力効率(SPO)が25.94%、逆スキャンPCEが26.64%と、これまでで最高レベルの性能を達成した。さらに、1 sun、85°C、60%相対湿度の条件下で2,000時間以上の長期安定性も示した。
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www.nature.com
抽出されたキーインサイト
by Saisai Li,Yu... 場所 www.nature.com 09-30-2024
https://www.nature.com/articles/s41586-024-08103-7深掘り質問