核心概念
YouTubeのおすすめ機能を活用して、ユーザーが望ましくないと感じるビデオを効果的に削除することができる。
要約
本研究では、ソックパペットを使ったアルゴリズム監査を行い、YouTubeのおすすめ機能の動作を調査しました。
まず、ソックパペットエージェントが特定のトピックの動画を大量に視聴する「染み付け」フェーズを行いました。その結果、エージェントのホームページのおすすめ動画にそのトピックの動画が増加しましたが、50%を超えることはありませんでした。また、新しいチャンネルからの推奨も見られ、トピックの類似性を学習していることがわかりました。
次に、エージェントが様々な「洗浄」戦略を繰り返し行うフェーズを行いました。その結果、「興味なし」ボタンを押すのが最も効果的で、ホームページのおすすめ動画を平均88%削減できました。一方、ビデオページのおすすめ動画には有意な変化はありませんでした。
さらに、実際のYouTubeユーザーを対象にしたアンケート調査を行いました。その結果、「興味なし」ボタンの存在を知らない人が44%もおり、知っている人の多くが使用し、効果的だと感じていることがわかりました。
以上より、YouTubeユーザーがおすすめ動画を効果的に管理するためには、「興味なし」ボタンの存在を広く知らせることが重要だと考えられます。
統計
「興味なし」ボタンを使うと、ホームページのおすすめ動画を平均88%削減できる。
「興味なし」ボタンの存在を知らない人は44%いる。
「興味なし」ボタンを知っている人の82.8%が使用し、効果を3.42/5と評価している。
引用
「興味なし」ボタンを押すのが最も効果的で、ホームページのおすすめ動画を平均88%削減できた。
「興味なし」ボタンの存在を知らない人は44%もいた。
「興味なし」ボタンを知っている人の82.8%が使用し、効果を3.42/5と評価している。