本論文では、手術用パラレルロボットPARA-SILSROBの精度と繰り返し性を評価する実験的手法について述べている。
実験セットアップでは、光学式モーショントラッキングシステムOptiTrackを使ってロボットエンドエフェクタの軌道を計測し、精度を評価した。また、高精度測定アームStinger IIを使って繰り返し性を評価した。
精度評価では、OptiTrackで計測した軌道とロボットの運動学モデルから計算した軌道を比較し、Root Mean Square Error (RMSE)を算出した。その結果、精度は0.3mmと良好な値が得られた。
繰り返し性評価では、同一の位置に5回ロボットを移動させ、その位置座標のばらつきから繰り返し性標準偏差を算出した。その結果、繰り返し性標準偏差は0.18mmと良好な値が得られた。
これらの結果は、PARA-SILSROBロボットが低侵襲手術に必要な精度と繰り返し性を有していることを示している。今後は、より複雑な軌道や実際の手術環境での評価を行う予定である。
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