本論文では、実数上の関数の一つの性質である「順序数減少性」に着目し、その性質を持つ関数を用いて定義される再帰的アルゴリズムについて研究している。
具体的には、以下のような再帰的アルゴリズムM(x)を考える:
M(x) =
{
f(x), if x < 0
g1(-M(x - g2(-M(x - ... - gk(-M(x - s(x))) ... )))) if x ≥ 0
}
ここで、f、g1、...、gkおよびsは全て順序数減少であり、(−∞, 0)または[0, ∞)で正の値をとる関数である。
著者らは、このようなアルゴリズムM(x)が、すべての実数xに対して停止し、かつ順序数減少であることを示している。さらに、M(x)の順序数の上界についても明らかにしている。
この結果は、Erickson et al.やBuffetov et al.による先行研究の一般化であり、順序数減少関数を用いることで、より広範なクラスのアルゴリズムの停止性を示すことができる。
Na inny język
z treści źródłowej
arxiv.org
Głębsze pytania