Conceitos essenciais
生きているマウスの脳内において、個々のニューロンのγ-セクレターゼ活性が近接するニューロンのγ-セクレターゼ活性に影響を及ぼす可能性がある。
Resumo
本研究では、近赤外線(NIR)範囲のγ-セクレターゼレポーター「C99 720-670バイオセンサー」を用いて、生きているマウスの脳内におけるγ-セクレターゼ活性を個々のニューロンレベルで記録した。その結果、以下の知見が得られた:
NIR共焦点顕微鏡を用いることで、マウス脳表面から約100μm深部までのニューロンにおけるγ-セクレターゼ活性を検出できた。
個々のニューロンのγ-セクレターゼ活性は異なっており、近接するニューロンのγ-セクレターゼ活性と有意な正の相関が見られた。この相関は、γ-セクレターゼ阻害剤の投与により消失した。
これらの結果は、マウス脳内においてγ-セクレターゼ活性が「細胞非自律的」に調節されている可能性を示唆している。
本研究で開発された新しい生体内イメージング手法は、正常時および疾患時におけるγ-セクレターゼの時空間的な調節機構の解明に役立つと期待される。
Estatísticas
γ-セクレターゼ阻害剤DAPT投与により、APP C末端フラグメント(APP CTFs)が用量依存的に蓄積した一方で、フル長APPのレベルは有意に変化しなかった。
Citações
「近接するニューロンのγ-セクレターゼ活性と有意な正の相関が見られた」
「この相関は、γ-セクレターゼ阻害剤の投与により消失した」