本研究では、電気静電吸着力を利用して布地の触感を動的に変化させる「ピンチング触覚ディスプレイ」を提案した。
布地に高電圧を印加することで、指と布地の間に生じる静電引力を変化させ、触感を変化させることができる。
電圧と周波数を調整することで、様々な触感を再現できることを確認した。
また、機械的なアクチュエータを使わずに布地の柔軟性を維持したまま触感を変化させられることも示した。
ユーザ評価では、電圧の変化により主に粗さが変化し、布地の柔らかさや柔軟性は維持されていることが分かった。
高電圧を印加すると、元の布地の触感とは異なる触感を呈示できることも明らかになった。
この技術は、オンラインショッピングでの布地の触感確認や、仮想現実空間での没入感向上などに活用できる可能性がある。
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