本研究では、兄弟の形質値データを利用して、複雑形質の遺伝子構造、特に極端な形質値を示す個体の遺伝子構造を推定する新しい理論的枠組みを提案した。
まず、兄弟の形質値の条件付き分布を理論的に導出した。この分布は、遺伝率、指標兄弟の形質値に基づいて期待される兄弟の形質値分布を表す。
次に、この条件付き分布に基づいて、多型性の遺伝子構造と対照的な、de novo変異や稀な大効果変異の遺伝子構造を検出するための統計的検定を開発した。
シミュレーションデータを用いて検定の妥当性と検出力を確認した上で、UK バイオバンクのデータに適用した。その結果、少なくとも18の形質のうち16の形質で、一方の極端な形質値に非多型性の遺伝子構造が示唆された。
本手法は、極端な形質値を示す個体の遺伝子構造を明らかにし、稀な大効果変異の同定に役立つと考えられる。また、家系データを用いずに遺伝子構造を推定できるため、幅広い集団コホートやレジストリに適用できる。
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by Souaiaia,T.,... 於 www.biorxiv.org 02-21-2023
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