本研究は、1990年から2022年11月30日までの期間におけるインドとドイツの共同研究の成長と発展を明らかにすることを目的としている。Web of Scienceデータベースから36,999件の論文を抽出し、分析を行った。
主な結果は以下の通り:
共同研究の出版件数は年々着実に増加しており、特に近年7年間(2022年-2017年)で全体の47.43%を占めている。論文の被引用数も徐々に増加傾向にある。
物理学、化学、材料科学、天文学・宇宙物理学、工学の分野が共同研究の中心を占めている。
共同研究には二つのタイプがある。一つはインドとドイツの研究機関・研究者のみが関与する二国間の協力、もう一つは米国、英国、フランスなど他国の研究者も参加する多国間の協力である。
主要なドイツおよびインドの資金提供機関、国際企業、ドイツおよび米国の大学が共同研究を支えている。著者の性別と資金提供機関、企業、大学との関連性が観察された。
本研究では、インド・ドイツ共同研究に関する22,844件の論文からなるオープンデータセット「Indo-German Literature Dataset」も提供している。
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