核心概念
単一の入力/出力データを用いて、分数次参照モデルに基づいて等減衰ロバスト性を実現する簡単なコントローラ設計手法を提案する。
摘要
本研究では、制御対象のモデルを必要とせずに、等減衰ロバスト性を実現するコントローラ設計手法を提案している。
まず、等減衰ロバスト性を実現するための分数次参照モデルを設計する。次に、モデル規範制御問題を定式化し、入出力データに基づいて最適化問題を解くことで、等減衰ロバスト性を有するコントローラを得る。
提案手法の特徴は以下の通りである:
- 制御対象のモデルを必要としないため、簡単かつ実用的である。
- 近似モデルを用いる従来手法と比べて、より最適なコントローラを得ることができる。
- 設計者の負担が大幅に軽減される。
- 閉ループ系の入出力安定性を明示的に考慮しているため、信頼性が高い。
- 離散時間一入力一出力線形時不変システムに対して一般的に適用可能である。
数値例により、提案手法の有効性を示している。
统计
制御対象の伝達関数は3次の高次プロセスモデルである。
サンプリング時間は0.01秒である。
引用
"単一の入力/出力データを用いて、分数次参照モデルに基づいて等減衰ロバスト性を実現する簡単なコントローラ設計手法を提案する。"
"提案手法の特徴は以下の通りである:
制御対象のモデルを必要としないため、簡単かつ実用的である。
近似モデルを用いる従来手法と比べて、より最適なコントローラを得ることができる。
設計者の負担が大幅に軽減される。
閉ループ系の入出力安定性を明示的に考慮しているため、信頼性が高い。
離散時間一入力一出力線形時不変システムに対して一般的に適用可能である。"