ウラン酸化物UO2は、強い磁気-格子相互作用を示す複雑な磁性材料である。高磁場下での超音波測定と理論解析により、UO2の磁気構造が50テスラ付近で3k構造から2k構造に変化することが明らかになった。この変化は、磁気モーメントの連続的な回転によって生じ、四極子モーメントの異常とも関連していることが示唆された。