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2段階レジストレーション法を用いることで、経時的フィクセルベース解析における測定のばらつきを低減し、統計的検出力を向上させることができる。
Tiivistelmä
2段階レジストレーション法を用いた、経時的フィクセルベース解析における感度向上
本研究は、経時的フィクセルベース解析(FBA)において、従来の直接レジストレーション法に代わり、2段階レジストレーション法を用いることの有効性を検証した。アルツハイマー病(AD)患者と健常対照群を対象とした長期的なFBAを実施し、2つのレジストレーション法による結果を比較した。
対象:SHATAU7/IMATAUコホートから31名(AD患者16名、健常対照群15名)
MRIデータ:3テスラSiemens Magnetom Prismaスキャナーを使用し、2回の撮影セッション(間隔2年)を実施
FBAパイプライン:MRtrix3コマンドを使用し、標準的なFBAパイプラインを実装
レジストレーション法:
直接レジストレーション:各セッションのFODを個別に母集団テンプレートにレジストレーション
2段階レジストレーション:
被験者内の各セッションのFODを相互にレジストレーションし、平均FODを作成
平均FODを母集団テンプレートにレジストレーション
評価指標:フィクセルベースのFD(fiber density)とlog(FC)(fiber bundle cross-section)の変化率とその標準偏差
解析:フィクセル単位およびトラクト単位で、2つのレジストレーション法による結果を比較