本論文では、チャネル推定誤差、ハードウェア不完全性、空間相関を考慮したRIS搭載型大規模MIMO通信システムの秘匿性能を解析する。解析結果から、RIS素子数の増加に伴い秘匿レートが対数的に増加し、一定の上限値に収束することを示す。また、送信電力を素子数の逆数に比例して減少させても、一定の秘匿レートを維持できることを明らかにする。