Core Concepts
軽量かつ安全なマニピュレーターを実現するためのパッシブ3Dワイヤアライナーメカニズムの紹介。
Abstract
この論文では、パッシブ3Dワイヤアライナーを使用して軽量で柔軟かつ安全なマニピュレーターを実現する方法が提案されています。SAQIELという7自由度のマニピュレーターが開発され、その効果を検証するためにさまざまな実験が行われました。SAQIELは、有効質量が従来の軽量マニピュレーターの約2/3であることが確認されており、十分な荷重を処理し、最大速度を達成し、位置制御を維持し、さまざまなタスクに対応する能力があることが示されました。また、エンドエフェクターの軌道追跡実験では、ワイヤとプーリ間の摩擦やワイヤの弾性がエンドエフェクター位置誤差の原因であることも明らかになりました。
Stats
最大有効質量: 0.94 kg (SAQIEL)
荷重テスト時の最大電流: 5.8 A (q軸)
エンドエフェクタースピード: 18.5 m/s (高速運動テスト)
最大移動距離: 約4.8 m (高速運動テスト)
最大位置誤差: 11 mm (精度テスト)
Quotes
"By using this approach to transmit actuator power from the root link, a simple and lightweight moving part can be created."
"Furthermore, as this method employs a wire and needle bearing-based power transmission, it ensures low friction due to the absence of sliding components."