本論文では、遅延微分方程式(DDE)と更新方程式(RE)を抽象微分方程式として定式化し、指数関数 Runge-Kutta (ExpRK) 法を適用する一般的なアプローチを提案している。
まず、DDEとREを sun-star 理論を用いて抽象微分方程式の形式に書き換える。これにより、ExpRK 法の適用と収束性解析を統一的に行うことができる。
ExpEuler 法の収束性を詳しく分析し、その結果を一般の ExpRK 法に拡張している。具体的には、ExpRK 法の係数が強い意味での収束条件を満たす場合は、強い収束性が得られ、弱い意味での収束条件しか満たさない場合でも、弱い収束性が得られることを示している。
さらに、DDEとREに対する ExpRK 法の具体的な定式化を示し、数値実験の結果を提示している。ExpRK 法は、DDEやREに対する高次の数値積分スキームを導出する新しい一般的なアプローチを与えている。
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