本研究では、自律移動ロボット(UGV)の動特性を効率的に特定し、学習するためのDRIVEプロトコルを提案している。従来の手動運転によるデータ収集では、ロボットの入力空間を十分に網羅できないという課題があった。DRIVEプロトコルでは、ロボットの入力空間を自動的に探索し、動特性データを効率的に収集する。
また、提案するベイズ線形回帰モデルは、ロボットの滑りを考慮した動特性予測を行う。従来の加速度ベースの学習モデルと比較して、特に旋回運動の予測精度が向上している。
実験では、3種類のUGVプラットフォームと4種類の地面条件で合計7kmを超える走行データを収集し、提案手法の有効性を検証した。DRIVEプロトコルを用いることで、従来手法と比べて最大46秒の短時間でモデルの収束が得られることを示した。また、極端な滑りが発生する凍結路面でも、提案モデルが従来手法と同等の性能を発揮することを確認した。
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