この論文は、有限可解群 G とその既約指標の次数 d に対して、|G| = d(d + e) (e > 1) と表せる場合に、d が G の指標次数に含まれるための必要十分条件を、d + e の素数冪因子と d の素因子の間の合同式の列によって特徴づけることを目的としている。