本論文では、指向性通信グラフを持つ線形異質多主体システムの所定時間協調出力調整問題を解決する。分散フィードフォワード手法を用いて、所定時間安定化問題に変換し、カスケードシステムの所定時間安定化基準を提案する。これにより、全ての調整出力が所定時間内に0に収束し、その後も0のままであることを保証する。さらに、閉ループシステムの内部信号が一様有界であることを示す。