本論文の主な内容は以下の通りである:
虚偽の信念の論理の言語と意味論を導入する。標準的な信念演算子は虚偽の信念演算子では定義できないが、ほぼ定義可能であることを示す。この「ほぼ定義可能」スキーマは、後の公理化の際に重要な役割を果たす。
虚偽の信念の論理と標準的な信念論理の表現力を比較し、前者が後者より弱いことを示す。また、虚偽の信念の論理では様々な枠組み条件が定義不可能であることを示す。
虚偽の信念の論理の最小システム KW を公理化し、完全性を示す。この際、「ほぼ定義可能」スキーマに基づいて正準関係を定義することが重要となる。
KW の拡張システムとして、推移的論理 K4W、Euclidean 論理 K5W、および推移的かつ Euclidean な論理 K45W を公理化し、それぞれの完全性を示す。特に、推移的論理 K4W の公理化は従来の未解決問題を解決する。
虚偽の信念演算子と根本的無知演算子が相互に定義可能であることから、根本的無知の論理についても最小システム、推移的・序列的システムを公理化し、完全性を示す。
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